UMAREXブランドガスブローバックハンドガンシリーズ

　2005年にM9ピストルの後継機種を選定すべくSOCOM（米特殊作戦軍）の主導により実施された『JCPP』(Joint Combat Pistol Program)トライアルに、ドイツのH&K（ヘッケラー＆コッホ）社が提出したポリマーフレームオートピストル『HK45』。同社のUSPシリーズを土台として開発されたP30の45口径バージョンとも言える製品で、かつてNAVY SEALSを始めとするSOCOM隷下の特殊部隊に採用されたSOCOMピストルこと『MK23 Mod.0 OHWS』のコンセプトをH&K社自身がリメイクしたような性格の拳銃となっています。

　その開発には元デルタフォース隊員であり、優れたシューター/ガンスミスとしても知られるラリー・ヴィッカーズ氏を始め、実戦経験豊富な現役/退役の特殊部隊隊員のアドバイスが反映されており、過大な重量やサイズが不評だったSOCOMピストルと同等の性能を常識的なハンドガンのサイズで実現。グリップはバックストラップの交換によりシューターの好みに合わせたサイズの変更が可能で、エルゴノミクスデザインを取り入れたグリップデザインにより、USP/MK23系の角張ったグリップとは比較にならない優れたホールド感を備えています。

　最終的にJCPPトライアル自体が撤回されたためSOCOMの制式採用には至りませんでしたが、間をおかず民間市場に投入され、大口径かつ信頼性と精度に優れたデューティピストルとして高い評価を受けています。

　この『HK45』を、H&K社の正式ライセンスホルダーである海外トイガンブランド『UMAREX』（ウマレックス）がガスブローバックハンドガンとしてモデルアップ！外観の再現性はもちろん、H&K社製ハンドガンならではの複雑かつ機能美あふれるトリガーメカや各部の刻印など、実銃の持つフィーチャーがリアルに再現されています！

　『HK45 TACTICAL』はマズル（銃口部）にネジが切られたスレッデッドバレル仕様で、16mm製ネジ規格の各社製サイレンサーのセットアップに対応。アンビデクストラス（左右両利き）タイプのコントロールレバーはマニュアルセフティとデコッキングレバー双方の機能を備えた『バリアント1』仕様となっています。