ヨーロッパを拠点とする名門銃器メーカーSIG SAUER（シグ・ザウエル/シグ・サワー）の傑作中型自動拳銃『P230』。旧西ドイツ時代に警察用中型拳銃として開発された経緯を持ち、戦前から使用されてきたワルサーPPシリーズやモーゼル（マウザー）HScをより洗練させたようなシルエットに仕上がっています。

　トリガーに連動したファイリングピンブロックセフティや、フレーム側に装備されたデコッキングレバーなど、初弾を薬室に装填した状態で携帯することを前提に安全性と即応性を両立させたとした設計となっており、民生向けの護身用拳銃としても高い人気を誇りました。

このP232は90年代に改良が施されたP230の後期型モデル。大きく目につくのはグリップ部が丸い形状に改良された点だが、スライド&フレームのアレンジはごく微細。（実銃では旧型とパーツ共用ができないほど内部構造が改良されたという）最新のP226Rなどのバックアップガンとしてベストの.380口径といえよう。

重量：370g
全長：169mm
装弾数：12発
発射モード：セミオート